彼が助走を始めた。どんどん遠ざかる彼の後ろ姿をぼくは追いかけた。なかなか上がらない。今か、今か。 そして飛び上がった。ぼくも思わず遠くを見つめた。彼が一心不乱に大空へ飛び出していく。 その姿に、ぼくは「頑張れ」とエールを送る。
「Good Day!」管制の声に合わせ、ぼくも彼に親指を立てて見せた。
熊本空港


copyright(c) Shusaku Noda. All Right Reserved.