鉄道写真と飛行機写真の撮影紀
有明海は遠浅の海だ。干潮時に撮るとそこに海はなく、広大な干潟だけがある。ゆえに満潮時ばかりを狙って撮るのだが、だんだん引いていく潮を見ているのもこれまた面白いのだ。(全20枚・1/2)
【肥前七浦】肥前七浦の駅と、干潟を望むみかん山に上がった。色づいたみかんと共に静かな田舎町の午後を見つめる。
【肥前飯田】カーブの途中にある肥前飯田の駅。カーブの外側の並木は桜だ。いつか春にも訪れてみたい駅だ。
【肥前飯田】1日に数本しか来ない普通列車。白い特急かもめより貴重な存在だ。たわわに実ったみかんがいい雰囲気。
【多良-肥前大浦】朝日を浴びながら、終着長崎を目指して疾走する寝台特急あかつき。廃止前に来れてよかった。
【多良-肥前大浦】築堤には菜の花が咲き始めていた。廃止1週間前。残念ながら、菜の花の満開期には間に合わなさそうだ。
【多良-肥前大浦】今の普通列車はブラックフェイスの洗練された車両。路線も、風景も変わらないが、車両だけは変わる。
【多良-肥前大浦】多良の街を見下ろす高台から、一瞬だけ列車が姿を現してくれた。潮がだんだん引いているのがわかる。
【多良-肥前大浦】波瀬の浦という場所がある。鉄道写真を撮る者からは有名なスポットのひとつ。朝の特急が通過する。
【多良-肥前大浦】とにかくこの波瀬の浦の入江は、たたずんでいるだけで気持ちがいい。のんびりと列車を待つのが苦にならない。
【多良-肥前大浦】波瀬の浦の鉄橋を、ハイパーサルーンがガタンゴトンという懐かしい響きを残して駆けていく。