鉄道写真と飛行機写真の撮影紀

鹿児島空港

日本の空から国産旅客機が引退する。YS-11、その輝かしき歴史をぜひ撮り残しておきたい。 そう思って、まだまだ暑い鹿児島を訪れた。美しき景色の中で、実に気持ちのよい撮影行だった。（全12枚・1/1）

ランウェイ34エンドに来て待ち構える。やがてやってきたYS-11。独特のダートサウンドが心地よい。誘導灯と絡めてみた。

この日は「空の日」の記念イベントで、YS-11のタッチアンドゴーが何度も繰り返されていました。いいシーンを撮れました。

無骨だし、パイロットの間では操縦しにくくて不評だったらしいけど、国産旅客機として長年活躍した老兵。感謝感謝です。

スカイマークが離陸。同社の鹿児島就航も2006年4月まででした。この頃の同社は「就航しては撤退」を繰り返していましたね。

この頃は、まだまだたくさんのMD機が飛んでいました。あれから10年ちょっと、あっという間にMD機は姿を消していきました。

消防署脇のポイントに移動して、夕陽に照らされる空港を撮影。秋の気配濃厚な滑走路を、MD機が元気よく飛び出していった。

東京行のJALが離陸。その横で鳥たちも一緒に飛び立っている。あまりの巨大さに、鳥たちは一様に驚いているように見えた。

まもなく茶畑の向こうに日が沈む。その時降りてきたANA。ギリギリ何とか夕陽と絡めることができた。大満足の一枚になった。

太陽が沈み、徐々に空が暗くなってくる。ランウェイエンドから滑走路は望めないが、誘導灯が美しく並んでいた。

露出が効かなくなってきたので、シャッタースピードを落として、機体をブラしてみた。ダッシュ8の特徴的なフォルムはわかる。

最終日の展望デッキにて。慌てて撮ったのでブリッジと被りましたが、YS-11が2機並ぶというぜいたくなシーンを撮れました。

太陽が沈んだ。この遠征最後の1ショット。霧島山がきれいに見え、飛び立つ飛行機をやさしく見守っていた。