鉄道写真と飛行機写真の撮影紀

2024年の表紙写真集

2024年1月の表紙

トキ色列車の冬景色

かつてはJR東日本の中でも最後の方まで115系が残っていた新潟地区も、今は新型車両E129系の天下となった。この車両の塗色はトキをイメージした朱鷺ピンク。これがまた、冬景色の中で見ると、不思議にも暖かく思えてくるのだ。
2024年2月の表紙

雪降る山間の秘境駅で

関東最強の秘境駅ともいわれる野岩鉄道の男鹿高原駅。いつ来てもすごい秘境感だが、雪が降り積もる時期はその度合いが格段に上がる。静寂そのものの空気が突然震えたかと思うと、県境をトンネルで抜けてきた列車が轟然と現れた。
2024年3月の表紙

春色特急、全力疾走!

近鉄の魅力のひとつは、何といっても多彩な特急車両だ。毎年線路端に菜の花が咲き競う赤目口。鉄道を撮るカメラマンに混じって、地元のおじいちゃんに連れられた家族連れもやってきた。春色をまとった特急が全力で駆け抜けていった。
2024年4月の表紙

春の喜び、山里に

SLが走り、磐梯山をはじめとする絶景が続く磐越西線と比べ、比較的地味な景色が続く磐越東線。しかし、それでも春が来ると、おや、こんな所でと桜が咲き、長閑な山里は、やってきた春の喜びを爆発させるかのように一気に華やかになる。
2024年5月の表紙

清らかな流れと共に

中央本線の美濃太田から山へと向かって北上する長良川鉄道。その名のとおり、清流・長良川が車窓の友だ。清流の清らかさを感じるに相応しい新緑の時期に訪れた。清らかな流れと共にゆっくりと進む列車旅。この時期にはもってこいの旅だ。
2024年6月の表紙

涼しいうちに群馬の旅を

上毛電鉄が走る桐生市から前橋市のエリアは埼玉県熊谷市などと並ぶ日本屈指の猛暑の地だ。梅雨時もすでに蒸し暑いが、真夏と比べればまだまだ涼しい。そんな時期に群馬の旅を楽しんでみよう。そう思って、群馬の小私鉄を訪ねてみた。
2024年7月の表紙

リアスの海に潮風が

第三セクターのパイオニアとして、今年開業40周年を迎えた三陸鉄道。沿線人口の減少、震災の被害など、幾多の困難を乗り越えてきた。そんな三陸鉄道の車窓の魅力は何といってもリアス海岸。潮風を浴びながら、のんびりと旅をしよう。
2024年8月の表紙

マタギの里の夏休み

秋田内陸縦貫鉄道の走る阿仁地域は伝説的な狩猟集団マタギの里として有名だ。神秘を感じさせる山深い景色の前後は、のどかな田園地帯が広がり、近年では田んぼアートも車窓を楽しませる。そんな多彩な景色が広がる内陸線の夏を楽しんだ。
2024年9月の表紙

マンモスも実り喜ぶ

愛媛県内有数の米どころとして知られる西予市宇和町に、わらでできたマンモスがあると聞いてやってきた。伊予石城駅からすぐ、線路沿いにあるわらマンモス。今年も無事に実りの季節を迎え、マンモスも喜んでいるように思えた。
2024年10月の表紙

湖国の秋に、コスモス揺れる

通称ガチャコン電車として親しまれているローカル私鉄・近江鉄道。湖国に相応しい近江ブルーをまとった西武からの中古車両が、沿線のコスモス畑に差しかかった。すっかり涼しくなった秋風が、やさしくコスモスを揺らした。