鉄道写真と飛行機写真の撮影紀
佐世保市の展海峰は九十九島を望むことができる。梅雨入り直前、空は見事に晴れ渡り、 気持ちよい潮風を浴びながら、多島美の世界を存分に楽しむことができた。(全10枚・1/1)
佐世保の市街地が見える。市街地からバスで20分、そこには別世界が広がっていた。
見下ろした入り江、点在する家。ミニチュアみたいな世界が広がっていた。美しかった。
緑に包まれた入り江に漁船がやってきた。漁船が描く白い弧が青い海によく映えていた。
梅雨入りの直前は美しく晴れ上がることも多い。視程もよく、遠くの島々までを見渡すことができた。
青く澄んだ海に、点々と浮かぶ島の美しさ。多島美という言葉はまさにこの風景のためにある。
たくさんある島のあちこちに船溜まりがあって、わずかな平地に家々がくっつくように建っていた。
養殖いかだの様子を見ていた漁船が船着場へと戻っていく。しばらくすれば、また静かな時間がやってくる。
しかし、これだけ多くの島が点在する光景を見たのは初めて。晴れた日に見に来れてよかったと心から思う。
遠くに、ヨットの船団が現れた。演習でもしているのだろうか。気持ちよさそうにヨットもたゆたう。
そろそろ佐世保市街へと戻らねばならない。島のほとりはエメラルドの海を見ながら名残惜しげに下界へと向かう。