鉄道写真と飛行機写真の撮影紀

芸備線秋風紀

キハ58引退以来、まるで嵐が去ったかのように旅人の数が少なくなった芸備線。でも、忘れてはいないだろうか。 この沿線が持つ「日本の原風景」と言えるような素晴らしい情景を。(全16枚・2/2)

撮影・芸備線・向原-吉田口

【向原-吉田口】吉田口駅と向原駅の中間に陰地という集落がある。その場所で列車を待つ。少しずつ雨が降り出していた。

撮影・芸備線・向原-吉田口

【向原-吉田口】陰地踏切で、茅葺き屋根の旧家と列車を絡めてみる。雨が降りつけてきてカメラのレンズにも水滴が付いてしまった。

撮影・芸備線・井原市-向原

【井原市-向原】天気はよくない。でも、秋の枯野にはくもり空だって悪くない。赤く実をつけた木々が精いっぱい車窓に彩を添える。

撮影・芸備線・志和口-井原市

【志和口-井原市】井原市駅近郊にある石州瓦が美しい家の前の大カーブ。ローカル列車は山里をゆっくりと進む。

撮影・芸備線・志和口

【志和口】志和口駅南方にある小学校から駅を望む。桜の木も紅葉していた。雨が時折り強く降っていた。

撮影・芸備線・上三田-志和口

【上三田-志和口】志和口駅で交換した広島行の列車が黄葉し始めた桜の木を横目に志和口駅を発車する。桜の時季にも再訪したい。

撮影・芸備線・上深川-狩留家

【上深川-狩留家】雨はやみ、雲の間から太陽が姿を現した。雨に濡れた木々が、いっせいに輝きだす。美しい一枚になった。

撮影・芸備線・上深川-狩留家

【上深川-狩留家】桜の葉は色づいていた。ススキが線路端に群生していた。背後の山にはまだ日が当たっている。