鉄道写真と飛行機写真の撮影紀
きっかけは宮脇俊三さんの「ローカルバスの終点へ」でした。家々がベンガラで塗られて、家並みが赤っぽく染まっているというその町にぜひとも行ってみたい。真っ赤な山里に会いに行きました。(全20枚・1/2)
まずは吹屋小学校へ。かつては日本最古の現役小学校校舎でしたが残念ながら廃校に。荘厳な建物です。
奥に見えている建物が1900年(明治33年)竣工で、真ん中の本館は1909念(明治42年)竣工とのことです。
この手彫りの銘板に加え、アーチ型の出入り口もなかなかレトロです。レトロ風ではなく、本物のレトロ。
何がすごいって、右上の「なわとび運動優良校」の表示、真ん中の銘板は「昭和33年度」です。すごい……。
そしていよいよ吹屋の街を歩き始めます。なるほど、家並みが赤く染まるって、本当ですね。これは見事。
こういう伝統的な街並みの中では、なぜだかネコがよく似合います。おあつらえ向きのネコさんが来ました。
この街並みの中には郵便局までもがベンガラで真っ赤に染まっています。細かな格子窓がいい雰囲気です。
吹屋は重要伝統的建造物群保存地区に指定されているので、古い街並みがよく残っています。
べんがら屋というお土産屋さん。赤い壁が魅力的です。道はこれから右に折れていきます。先へ進みましょう。
メインストリートを曲がったらそこは千枚地区。昭和30年までは吹屋町役場がありました。いい雰囲気です。