鉄道写真と飛行機写真の撮影紀
きっかけは宮脇俊三さんの「ローカルバスの終点へ」でした。家々がベンガラで塗られて、家並みが赤っぽく染まっているというその町にぜひとも行ってみたい。真っ赤な山里に会いに行きました。(全20枚・2/2)
吹屋ふるさと村郷土館に入ってみます。1879年(明治12年)に築造された古い家。これは楽しみ。
昔ながらの土間がありました。黒光りする大きなかまど。昔は多くの人が働いていたのでしょうか。
入口から奥へと進んだところ。窓ガラスに張られた×印のテープが、なんだか戦時中を思い起こしました。
ベンガラで塗られた真っ赤な雨戸と苔むした灯篭がある中庭。これは見事ですね。すばらしいのひと言です。
2階にも上がれたので、格子窓から街道を見下ろします。まるで時代劇のようです。楽しみました。
つづいて、重要文化財の片山家住宅へ。江戸時代後期の築造だそうで、これはまた郷土館以上に楽しみです。
郷土館以上に広い土間がありました。ちょうど窓から日が差してきて、美しい雰囲気を醸し出していました。
「中町第一家庭防空当番」……これ、完全に戦時中のものですよね。すごい古い時代のものが普通にそこに。
きれいに保存されている畳の部屋があります。昔はどのような生活をしていたんでしょうねぇ。
きれいな蔵がありました。屋根はもちろんベンガラです。美しい青空に赤い屋根がよく映えます。