鉄道写真と飛行機写真の撮影紀

岳南電車探訪紀

富士市の工場地帯を抜けていく岳南電車は、鉄道としては初の日本夜景遺産に登録された地方鉄道。ライトアップされた工場地帯の中を小さな電車がトコトコと走り抜けていく。昼とは違った魅力あふれるローカル線がそこにはあった。（全20枚・1/2）

【岳南江尾】吉原で一日乗車券を買って、まずはロケハンがてら、終点の岳南江尾駅まで行きます。なかなか趣きのある駅舎です。

【岳南江尾】ホームに停まっていたのはどちらも元京王の中古車両でした。駅のすぐうしろには東海道新幹線の高架橋があります。

【比奈】折り返しの電車に乗って比奈駅へと移動。貨物ヤードの跡地もあって広々としています。富士山がひょっこり見えました。

【比奈】岳南江尾行が到着。珍しく若い男女のグループが下車しました。黄昏時の駅はきれいに輝いていました。

【比奈】比奈駅には模型店が入居しています。その看板がある待合室と古びた鋼鉄製のラッチ、そしてホーム上屋を絡めて。

【比奈】元京王の車両は昔ながらのコルゲートたっぷりのステンレス車両。きれいな夕焼けに老兵の体も鈍く輝きます。

【比奈】吉原行が到着。日は沈みました。背後の工場ではライトアップも始まりました。ススキの穂が夕映えに映えます。

【比奈】岳南江尾行が到着。空はどんどん暗くなり、いわゆる恋人同士の時間、ブルーモーメントで包まれていました。

【比奈】工場地帯を走る鉄道ですから、背後の工場の煙突も画になります。そして特徴的なホーム上屋も岳南らしいですね。

【比奈】特徴的なホーム。そこでひときわ目を引いたのは青いベンチでした。夕焼け空にポツンとたたずむベンチ。たまらんです。