鉄道写真と飛行機写真の撮影紀

2019年の表紙写真集

2019年1月の表紙

美しき富士、山梨県から

富士山を静岡側から見るか山梨側から見るか、どちらが美しいかなんて論争はどうでもよいのです。富士山と鉄道が絡む風景はどこでだって美しい。山梨県側から見る富士山と、そこを走る列車たち。そこでしか見ることのできない鉄道風景を楽しみました。 2019年2月の表紙

雪深き、飛騨の山里

冬の高山本線を旅した。岐阜駅から北上したが、途中、下呂を過ぎる頃まではまったく雪がなく拍子抜け。しかし、高山に近づくにつれて雪が積もりはじめ、さらに北上すると辺りはまるで水墨画のようになった。これぞ奥飛騨の冬。真っ白な世界を楽しんだ。 2019年3月の表紙

早春駆ける、いだてん特急

品川から、京浜路を「いだてん」のごとく高速で駆けていく京浜急行。その終点・三崎口の手前にある河津桜の並木道は有名で、3月初旬の満開の頃になると多くの観光客が押し掛ける。ひと足早くやってきた春を存分に楽しんだ。 2019年4月の表紙

さぁ、汽笛も高らかに

満開の桜並木に菜の花畑、これ以上ないという春爛漫の中をSLがドラフト音を響かせて駆けてくる。新しいステージに踏み出す人も多いこの4月、不安はいっぱいあるけれど、さぁ、汽笛も高らかに、元気よく出発していこうじゃないですか。 2019年5月の表紙

若葉まぶしき渓谷の路

ひすい色にゆらめく渡良瀬川の渓流と、きみどりと、みどりと、名前のつかないいろいろな色が織りなす若葉がまぶしい山々。その中をのんびりゆったりと走るわたらせ渓谷鐡道。いちばん大好きな新緑の季節、さわやかな風と共に、旅に出てみました。 2019年6月の表紙

ルピナスの花、咲きかおる

初夏に北海道を訪ねた際にまず驚いたのがルピナス-ノボリフジの大群だ。暑さに弱いため関東地方ではほとんど見たことがなかったが、その美しさに心を奪われた。咲きかおるルピナスと濃いみどりをイメージしながら、夏の北海道へと旅に出た。 2019年7月の表紙

碧き石見の海岸線

日本で一番長い山陰本線は偉大なるローカル線とも呼ばれる。随所で美しい日本海の海岸風景の中を走る。その中でも特に美しいとされる島根県西部の海岸風景を訪ねた。エメラルドに輝く海、ひなびた港の景色。碧き石見の海岸線を心ゆくまで楽しんだ。 2019年8月の表紙

夏雲の下、飛び上がれ

夏の成田は面白い。誰かにそう教わった。次々にやってくる世界各国の飛行機と、ひと時として同じ表情をしていない夏雲。炎天下で飛行機を待つのはしんどいが、気持ちよさそうに夏雲と絡んでくる鳥たちを、夢中になって追いかけた。 2019年9月の表紙

稲穂の波と秋の空

奇跡の復活を遂げたローカル線、ひたちなか海浜鉄道。中根駅の周辺は田んぼに囲まれている。実りの季節を迎えた黄金の田んぼを撮りに行きたくて、久しぶりに当地を訪れた。思いのほか高く広がった秋空と、稲穂の波が出迎えてくれた。 2019年10月の表紙

まほろばの里、そよぐ秋風

個人的には、なかなか奈良や和歌山といったエリアは縁遠い場所。紀の川をさかのぼって秋の風情を旅してみようと思い立った。近鉄吉野線にJR和歌山線、そして和歌山電鐵貴志川線。まほろばの里を行くローカル線を秋風と共に楽しんだ。 2019年11月の表紙

紅葉めぐりと湯めぐりと

川治温泉・湯西川温泉・中三依温泉・上三依塩原温泉口と、温泉と名の付く駅がいっぱいある野岩鉄道会津鬼怒川線。「ほっとスパ・ライン」なんて定着していない名前もありますが、ここの紅葉は絶景です。紅葉めぐりに湯めぐりにうってつけの路線です。 2019年12月の表紙

路面電車と、夜の街

四国・松山は、四国最大の都市でありながら、松山城、道後温泉、そして路面電車が走り、ノスタルジックな雰囲気が残る、魅力ある街だ。オレンジ色の路面電車に乗って、夜の街を散策すれば、昔から変わらないこの街の魅力を味合うことができる。