鉄道写真と飛行機写真の撮影紀
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富士よりも、高く高く
富士山静岡空港という愛称のとおり、富士山を間近に見られる静岡空港。富士山越しに離着陸が見られるのは何とも贅沢だ。西日を浴びて韓国のLCCエアソウルが富士山をバックにテイクオフ。富士よりも高く高く、まっすぐに飛び立っていった。
あゝ、忘れじのピンネシリ
真っ白な雪原、抜けるような青空、背後には樺戸山地最高峰ピンネシリがそびえ立つ。わずか1日1往復、日本一早い最終列車が絶景の中を行くのも2020年5月まで。来ることができて本当によかった。この景色をずっと忘れないでいようと思った。
春と潮風のものがたり
線路際の築堤が濃密な黄色で彩られる閏住の菜の花畑にJR四国が誇る観光列車「伊予灘ものがたり」がやってきた。夕陽を浴びて、黄色とオレンジの車体はより一層に輝く。潮風を浴びながら感じる春のにおい。春と潮風のものがたりの始まりだ。
花の山形、春の旅
「花の山形、ヤッショマカショ」山形の夏を彩る花笠音頭の歌詞のとおり、春の山形には花がたくさんあふれている。県の中心駅山形駅から徒歩圏内にある絶景スポット山形城の桜並木や第三セクター山形鉄道の見事な春をたっぷり堪能した。
北アルプスを仰ぎ見て
長年あこがれてきた景色があった。残雪の北アルプス。晴天のゴールデンウイーク、残り最後の1席だった夜行バスに飛び乗って向かった白馬。そこには息を呑む絶景があった。そびえ立つ残雪の北アルプスを仰ぎ見て、夢中になってシャッターを切った。
紫の小路の中を
奇跡的に取れた平日の有給休暇。休日に行ったのでは、その人出でとてもゆっくり撮影できない紫陽花の名所、江ノ電を訪れた。平日の割には人出は多かったけど、念願の車両も、紫の小路の中を行く風景も、存分に撮ることができて、楽しい小旅行となった。
北の大地の青い夏
夏の渡道最終日、午後には札幌を発たねばならない。朝、起きてみると雲ひとつない青空が広がっていた。よし、あそこへ行こう。お昼には帰ってくると約束して向かった朝里。天候に悩まされた渡道だったが、最後の最後で北の大地の青い夏を堪能した。
やさしき緑、涼やかな風
8月の写真である。他の場所だったら、緑は濃く、まぶしい灼熱の太陽が照りつけている頃だ。だが、ここは北海道だ。あふれる緑はやさしく淡く、吹き抜ける風は涼やかだ。有名撮影地・西の里の跨線橋で、束の間の夏の特急街道を楽しんだ。
かつての栄華、黄金色
昔、この路線は関東と日本海側を結ぶ唯一の鉄路だった。上越線ができ、上越新幹線が開通し、そして北陸新幹線ができた今、鉄路は峠の手前で途切れてしまう。かつての栄華を思わせる堂々とした線路の横は、黄金一色に染まっていた。
トワイライト広電
日本最大の路面電車王国・広島。太田川のデルタ地帯でたくさんの河川が流れて地盤が悪いこともあって、もともと発達していた路面電車中心の街づくりが進んだ。百万都市のど真ん中、ひかり輝く街にバリエーション豊かな車両が目まぐるしく走る。
美しき彩りを、いつまでも
長野から北、北信五岳に見守られる旧信越本線は、北陸新幹線開業により、それぞれ、しなの鉄道とえちごトキめき鉄道に移管された。移管後初めて、紅葉の時季に訪れた。この美しき彩りの中を、いつまでも列車が走り続けてほしいと心から思った。
高き夜空を見上げて
高さ634m、自立式鉄塔としては世界最高、建築物としてもブルジュ・ハリファに継ぐ世界第2位という高さの東京スカイツリー。今夜は少し高き夜空を見上げて、孤高にそびえ立つその姿を、真下から、遠くから、たっぷり眺めてみよう。
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