1979年、動態保存SLの端緒として復活運転が開始されたSLやまぐち号。これぞまさににっぽんの秋ともいうべき景色の中を、ゆっくりと、しかし力強く走る様は心を震わせるものがある。ひなびた山口線の秋をSLと共に楽しんだ。
since 2005.9.1 / Last update 2023.9.1
新山口から山口、津和野を抜けて益田まで、SLやまぐち号が走ることで有名な山口線だが、ローカル列車の情景も捨てがたい。黄金に色づく田んぼや石州瓦の赤い屋根、よく晴れた秋の休日、ひなびた景色を堪能した。(2023.9.1)
利用客の少ないいくつかの駅が廃止になる予定と聞いて思い立った宗谷本線の夏紀行。少ない本数の列車を工夫して撮りながら向かった最北の街・稚内。先行きの限りない厳しさを感じつつ、魅力あふれる沿線の夏を楽しんだ。(2023.8.2)
山陽本線が山口県に入ると、だんだんと海沿いを走る区間が多くなる。いまだ国鉄型車両が多く走るこの区間。特急列車は来ないけど、代わりに頻繁に走る貨物列車が華となる。山口県東部の海岸線を走る鉄路をたんねんに追いかけた。(2023.7.2)
ぬれ煎餅などたゆまぬ経営努力で知られる銚子電気鉄道は、短い路線ながら多彩な顔を持つ。銚子名産のしょうゆ工場の中を抜け、キャベツ畑を進み、森の中を通って、最後は港町・外川へと抜ける。みどり濃い6月の沿線を乗ったり降りたり楽しんだ。(2023.6.1)
道北の玄関口・旭川空港は、絶景空港としても知られる。それなりにトラフィックもあって、空港周辺の撮影環境も良好だし、何といっても大雪山や十勝岳連峰との共演は見事だ。北海道らしい雄大な風景の中を飛び回る飛行機たちを追いかけた。(2023.5.1)